【全犯人まとめ】谷口光弘の経歴・家族詐欺の手口!9.6億円コロナ給付金詐欺事件

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2020年5~9月にかけ、コロナ給付金を悪用して約9.6億円を不正に受け取った谷口光弘被告とその家族。

三重県松阪市の谷口家を中心に、十数人が関与したこの大規模詐欺事件では、約1780件の虚偽申請が行われ、被害総額は9億6000万円といわれています。

ここでは、谷口一家を含むこの詐欺事件の犯人6人の氏名、年齢、逮捕日、判決について整理するとともに、主犯の谷口光弘の経歴や家族との関係、詐欺の手口、現在についても詳しく解説していきます。

9.6億円コロナ給付金詐欺の犯人(氏名・逮捕・判決)まとめ

1. 谷口 光弘(たにぐち みつひろ)

  • 年齢: 49歳(判決時)
  • 立場: グループの指示役、中心人物、主犯格
  • 罪状: 詐欺罪(持続化給付金不正受給)
  • 逮捕:2022年6月22日
  • 判決: 懲役7年(求刑懲役9年)2024年3月19日判決
  • 概要:
    ・谷口光弘は、2020年5月から始まった持続化給付金の制度を不正に利用し、組織的な詐欺を実行した中心人物です。
    ・彼は他者を勧誘して申請者名義を集め、手数料を支払うことでグループを拡大。
    ・その後、2020年10月にインドネシアへ逃亡しましたが、2022年6月に現地で拘束され、日本に強制送還されました。
    ・総額約9億6000万円の詐欺行為の中で、約4900万円を直接詐取したとされています。

2. 谷口 梨恵(たにぐち りえ)

  • 年齢: 46歳(判決時)
  • 立場: 谷口光弘の元妻、会社役員 2022年1月離婚。
  • 罪状: 詐欺罪(持続化給付金不正受給)
  • 逮捕:2022年5月30日
  • 判決: 懲役2年6月(求刑懲役5年)2023年7月20日判決
  • 概要:
    ・元妻の梨恵は、光弘と共に虚偽の申請を行い、詐欺行為に加担していました。
    ・長男の大祈と共に不正受給手続きを行い、犯行時には夫婦だったが、逮捕時には離婚していました。

3. 谷口 大祈(たにぐち だいき)

  • 年齢: 23歳(判決時)
  • 立場: 谷口光弘の長男
  • 罪状: 詐欺罪(持続化給付金不正受給)
  • 逮捕:2022年5月30日
  • 判決: 懲役2年6月 2023年7月19日判決
  • 概要:
    ・長男の大祈は、父親の指示で虚偽申請に関与していました。
    ・母親・梨恵と共に申請手続きを行い、次男は税務署を回って必要書類を集めていたとされています。
    ・彼も犯行の一端を担い、家族全員で詐欺に関与していたことが明らかになっています。

4. 谷口 A(氏名非公開)

  • 年齢: 21歳(逮捕時)
  • 立場: 谷口光弘の次男
  • 罪状: 詐欺罪(持続化給付金不正受給)
  • 逮捕:2022年5月30日
  • 概要:
    ・谷口光弘の次男(氏名非公開)は、19歳の時に父親と共に不正受給に関与。
    ・家族の指示に従い、詐欺グループの一員として関与していました。

5. 太田 浩一朗(おおた こういちろう)

  • 年齢: 35歳(逮捕時)
  • 立場: 仲介業の業者
  • 罪状: 詐欺罪(持続化給付金不正受給)
  • 逮捕:2022年6月22日
  • 概要:
    ・太田浩一朗は、谷口光弘と共に詐欺グループの中核を担っていました。
    ・広告業の小沢一真と共謀し、虚偽の申請を行って給付金を不正に取得しました。

6. 小沢 一真(おざわ かずま)

  • 年齢: 34歳(逮捕時)
  • 立場: 広告業者
  • 罪状: 詐欺罪(持続化給付金不正受給)
  • 逮捕:2020年7月10日
  • 概要:
    ・小沢一真は、太田浩一朗と共に谷口光弘の指示で不正に持続化給付金を申請。
    ・100万円をだまし取ったとされています。
真の黒幕は誰?

谷口光弘の経歴

谷口光弘被告の人生は波乱万丈であり、成功と失敗が交錯する中で最終的に犯罪に手を染めることとなりました。

ここからは、谷口光弘の青年時代から詐欺事件に至るまでの経歴を順を追って紹介します。

青年時代と初期の経歴

優秀な学生時代とスポーツ活動

谷口光弘は、三重県松阪市の一般的な家庭に生まれ育ちました。父親は会社員、母親はパート勤務という環境で、光弘は地元でも「勉強が得意で運動会ではトップを走る」と評判の優秀な学生でした。

中学時代には生徒会役員としても活動し、陸上部の短距離選手として名を馳せていましたが、目立つタイプではなかったようです。

進学校での文武両道

私立高校に進学した光弘は、学業とスポーツの両立を実践していました。特に勉強では優秀な成績を収め、地元の親や教師からも一目置かれる存在でした。

大学受験の失敗と進路変更

早稲田大学受験の失敗と浪人生活

光弘にとって大きな転機となったのが、大学受験での失敗でした。彼は早稲田大学に合格するはずだったものの、結果として不合格となり、その後は浪人生活を送ることになりました。

この経験が彼の人生における重要な分岐点となり、光弘は「東京でホストになる」と宣言し、新たな道を模索し始めます。

水商売の道へ

バーテンダーとして成功

浪人生活を送る傍ら、谷口光弘は松阪市内のバーでバーテンダーとして働き始めました。

彼は仕事を覚えるのが早く、特に女性客に人気があり、次第にバーテンダーとしての成功を収めました。

飲食業から不動産業へ

バーテンダーとしての成功と事業拡大

地元で注目を集めた光弘は、2年ほどの修業後に自ら小さなバーを開店します。カクテルコンクールに出場し、店舗の規模も拡大するなど、飲食業界で一定の成功を収めました

さらに不動産業に進出し、宅地建物取引主任者の資格を取得します。

トム
トム

宅建の試験は1回で合格したんだって!

不動産業への進出と豪邸購入

光弘は30歳を迎え、不動産業に本格的に進出。宅建の資格を活かし、不動産会社を設立し、短期間で成功を収めました

30歳で豪邸を購入し、さらにビジネスを拡大しました。彼の豪華なライフスタイルが注目を集める一方で、次第にビジネスの裏側に不正行為が見え隠れするようになります。

マリー
マリー

元妻が社長を務めていた不動産会社も光弘被告が創設したらしいわ

詐欺の始まり

虚偽の住宅ローン申請と逮捕

谷口光弘被告の不正行為が始まったのは、2011年3月、虚偽の住宅ローン申請で逮捕されたことからでした。

この事件で詐欺容疑がかけられ、彼の経済的転落が始まりました。この逮捕が、後の詐欺事件への道を開くこととなります。

トム
トム

光弘被告は、過去にも逮捕歴があったんだ・・・

マリー
マリー

「虚偽の住宅ローン申請」って・・。この頃からすでに詐欺をはたらいていたのね。

不動産業の失敗と再起

太陽光発電事業への参入と成功

不動産業での失敗後、光弘被告は再び大きなビジネスに手を出します。

それが「太陽光発電事業」でした。土地を持たずに権利だけを売買するビジネスモデルで、巨額の利益を上げたと言われています。

この成功により、光弘は再び華やかな生活を送り、真っ赤なフェラーリを購入するなど、派手な生活を続けました。

光弘の家庭と経済的困難

谷口光弘被告は、その公私において波乱の人生を歩んできました。

家族との生活を大切にし、良き父親としての一面もありましたが、経済的な困難とビジネスの失敗が彼の人生に大きな影響を与えました。

家庭内での役割と家族との生活

光弘被告は家庭内で、父親としての責任を果たすことに力を入れていたようです。休日には、子どもたちと一緒にバーベキューを楽しむなど、家庭の安定を重視していたと言われています。

6人の子どもに恵まれ、広い庭での家族団欒の時間は、彼にとって大切なひとときでした。

元妻の梨恵は、光弘とは対照的に派手な生活を避け、地道に生活することを重視していました。

彼女は地域の清掃活動にも積極的に参加し、家族全体で地域貢献をしていたと言われています。

マリー
マリー

長男・次男が逮捕されたけど、実は光弘被告にはあと4人も子どもがいたんだね。

経済的な困難とビジネスの失敗

谷口光弘被告のビジネスは一度は成功を収めましたが、その後、いくつかの失敗が重なり、経済的な困難に直面します。

特に、ビットコイン投資や東南アジアでの事業展開はことごとく失敗に終わり、最終的には多くの不動産が差し押さえられる事態に陥りました。

その頃から光弘は、経済的なプレッシャーに追われるようになり、再び違法行為に手を染めることになります。

詐欺に手を出すことで、彼は一時的な金銭的な解決を見出したものの、それが最終的に彼自身を破滅へと導いていきました。

トム
トム

光弘被告は事業規模が大きすぎたから、失敗すると損失も桁違いだよなぁ。

谷口一家の詐欺手口

2020年5月に開始されたコロナ給付金(持続化給付金)制度を悪用した谷口一家の詐欺は、早期からその手口を広げ、最終的には約9億6000万円をだまし取るという驚愕の規模にまで膨れ上がりました。

持続化給付金詐欺の開始

2020年5月、コロナ給付金制度が始まると、谷口家はその悪用を早々に始めました。

主犯である谷谷口光弘被告は、東京・六本木で「誰でも給付金がもらえる」と謳い、セミナーを開きました。このセミナーで光弘は、あたかも「税理士」であるかのように振る舞い、参加者に給付金の申請を促しました。

光弘は自ら「税理士」と名乗り、虚偽の申請書類の作成を指導。家族全員が関与し、次男は税務署を回って必要書類を集め、梨恵と長男は虚偽の申請手続きを担当しました。

こうして谷口一家は、持続化給付金を不正に受け取るという詐欺行為を行いました。

トム
トム

谷口光弘被告、セミナーで「税理士先生」って呼ばれてたんだって。すごい自信だね。

マリー
マリー

でも実際は税理士の資格なんて持ってないんでしょ?よくそんなことができたわね…。

詐欺の急速な拡大

虚偽の申請は急速に広まり、谷口家全体がこの詐欺行為に関与するようになりました。長男の大祈は、友人や知人を巻き込んで詐欺の範囲を広げ、最終的には親戚や周囲の人々まで関与させ、規模は膨れ上がりました。

コロナ給付金の申請受付が始まった2020年5月から9月までのわずか4カ月間に、約1780件もの虚偽申請を乱発。結果として、約9億6000万円もの給付金をだまし取ったのです

トム
トム

給付金申請が始まるや否や、すぐに詐欺を始めるその行動力には驚かされるよね。もし、この能力を別の方法で発揮できていれば…。

マリー
マリー

ほんとに。すぐに行動に移す瞬発力もすごいし、多い時には1日に60件もの虚偽申告をしたそうよ

谷口光弘の逃亡と逮捕

逃亡の背景とインドネシアへの移動

2020年8月、コロナ給付金の不正受給が発覚し、警視庁は谷口光弘に対して逮捕状を出しました。

しかし、光弘は2020年10月、家族を置いてインドネシアに逃亡しました。それから約1年8ヶ月間、行方をくらませ、警察の追跡をかわしていました。

光弘は、インドネシアで「エビの養殖」や「油田開発」の事業をしていたと語り、その間に新たな生活を始めたようです。しかし、この逃亡生活も長くは続かず、2022年6月にインドネシアで拘束され、日本に強制送還されました。

トム
トム

自分だけインドネシアに逃げるって、家族をどう思ってたんだろうね。ほんとにあきれるよ

マリー
マリー

梨恵被告と離婚した理由も、インドネシアで現地妻と結婚し、婚姻ビザを取得するため、なんて言われているわよ

息子をかばう光弘の父親

光弘の父親は、息子がインドネシアで「エビの養殖や油田開発」を行っていたことを知っていたようです。

さらに、父親は「光弘が騙し取ったのは9億6000万円全額ではなく、実際に得た報酬はわずか1割強程度だ」と主張しています。

報酬はグループ内で分け合ったため、光弘の取り分はわずか900万円ほどだったとも言っています。父親は息子をかばい、「これでは光弘がかわいそうだ」と語ったという報道もありました。

トム
トム

給付金が振り込まれた名義人から、谷口光弘らが得ていた報酬は1件あたり十数万~数十万円だったんだよね。
確かに9億6000万円がそのまま犯人たちの懐に入ったわけではないけど…。

 

マリー
マリー

親の気持ちって、犯罪でもこうして息子をかばってしまうものなのかしらね

コロナ禍にもかかわらず海外渡航なぜできた?

逮捕とその後

逮捕と判決

最終的に谷口光弘被告は、インドネシアで不法滞在の容疑で逮捕され、2022年6月22日に日本に身柄が送還されました。

帰国後は、日本の持続化給付金詐欺に関与したとして詐欺容疑で再逮捕され、その後の裁判で2024年3月19日に懲役7年(求刑懲役9年)の判決が下されました。

谷口光弘 現在は?

谷口光弘被告は、2024年3月19日に懲役7年の判決を受け、現在は日本で服役しています。

彼はコロナ給付金詐欺事件の主犯として、家族や共犯者と共に関与した罪で厳しい法的処罰を受けました。現在、刑務所に収監されている状態です。

まとめ

関与した6人の概要

谷口 光弘
・逮捕: 2022年6月22日
・判決: 懲役7年(求刑9年)


谷口 梨恵
・逮捕: 2022年5月30日
・判決: 懲役2年6月(求刑5年)

谷口 大祈(長男)
・逮捕: 2022年5月30日
・判決: 懲役2年6月


谷口 A(次男)
・逮捕: 2022年5月30日


太田 浩一朗
・逮捕: 2022年6月22日


小沢 一真
・逮捕: 2020年7月10日

この6人は谷口光弘を中心に行われた9.6億円規模のコロナ給付金詐欺事件に関与し、逮捕・判決を受けました。

谷口光弘の経歴と家族詐欺の手口

谷口光弘被告は、2020年5月から始まったコロナの持続化給付金制度を悪用し、家族全員と共に不正受給を行った中心人物です。

彼は「税理士」を名乗り、虚偽申請を指示し、次男が必要書類を集め、長男と元妻の梨恵が申請手続きを行いました。詐欺行為は急速に広がり、約1780件の虚偽申請を行い、最終的に9.6億円以上不正受給したとされています。

谷口光弘は、家族と共に9.6億円規模の持続化給付金詐欺を組織的に行った主犯として逮捕されました。

2020年10月に、家族を日本に残したまま、単身インドネシアに逃亡しましたが、2022年6月に現地で拘束され、日本に強制送還されました。その後、2024年3月19日に懲役7年の判決を受け、現在は服役中です。

この事件は、1月7日(火)19:00放送の「仰天ニュース4時間SP」において特集され、谷口一家と6人の犯人全員の詳細が明かされる予定です。

当日の放送と併せてお楽しみいただけますと幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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