瀬尾幸子(せお ゆきこ)さんは、日本の料理研究家として活躍されており、NHKの『あさイチ』や『今日の料理』に出演していることから、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
瀬尾さんのモットーは「頑張りすぎず、毎日作れる料理」。シンプルで誰でも簡単に作れるレシピを数多く発表し、料理初心者からベテランまで、多くの人々に支持されています。
今回は、そんな瀬尾幸子さんの年齢・結婚・家族構成などのプロフィールや経歴についてご紹介します。
瀬尾幸子のプロフィール
料理研究家の瀬尾幸子さん。手早く作れて食べ飽きない家庭料理が人気です!(出典:prtimes)
名前 | 瀬尾 幸子 せお ゆきこ |
生まれた年 | 1959年生まれ |
年齢 | 2024年で65歳 |
出身地 | 東京都文京区 |
職業 | 料理研究家 |
趣味 | ダンス、銭湯 |
タモリ倶楽部にも出演
瀬尾幸子さんは「タモリ倶楽部」の『乾物で呑む』の回に出演したことがあるんだよ
タモリ倶楽部で人気だったレシピがこれ
酒粕さけ
酒粕さけ(出典:lettuceclub)
1.ボウルに酒粕300gを粗くくずして入れ、そこに少しずつ日本酒を1〜1.5カップ加えていきます。
2.泡立て器でマヨネーズくらいの柔らかさになるまで混ぜたら、保存容器に入れて完成!
冷蔵庫で約1年間保存可能(出典:lettuceclub)
この酒粕さけは、酒粕を日本酒でのばしたもので、食材を漬け込むと風味よく柔らかくなり、新鮮さも保つことができるという優れもの。
保存容器に入れて冷蔵庫で約1年間保存可能というのもうれしいですね。
漬け込み料理だけでなく、鍋料理や汁物に加えると、酒粕の効果で体の中からポカポカになりますよ!
モットーは「がんばらないこと」
「筑前煮」の代わりに「たけのことにんじん、鶏肉の煮物」と言う風にすると、肩の力が抜けて頑張らずに済む、語る瀬尾幸子さん。
この「名前がついた料理をやめよう」、という瀬尾さんの考え、すごく共感できるわ
瀬尾幸子は結婚している?家族構成は?
2024年で65歳になる料理研究家の瀬尾幸子さんは、ひとり暮らしをされています。現在、結婚はしておらず、おひとり様の自由な暮らしを楽しんでいるとのことです。
瀬尾幸子さん。ご自宅の台所で(出典:lettuceclub)
仕事に専念しながら、料理を楽しんだり、好きなことをする時間を大切にしている瀬尾さんのライフスタイルは、多くの人にとって魅力的で、自分らしい生き方の参考になりますね。
ネコ好きの瀬尾さんはご自宅で2匹の猫を飼っていて、名前は、ぽいちゃん、しまちゃん。瀬尾さんにとってこの2匹の猫が家族なのかも!?
あ、そうそう、瀬尾幸子さんはインスタグラムもしているんだよ!
ベストオブのっけごはん!目玉焼きどんぶり(出典:瀬尾幸子インスタグラム)
SNSをしっかり使いこなしてる瀬尾さん!だからこんなに若々しいのね
瀬尾幸子さんの自宅はどこ?
瀬尾幸子さんは東京都西荻窪在住で、一軒家を建て10年以上住んでいらっしゃいます。
瀬尾幸子さんのご自宅の居間には囲炉裏が!やかんは日本酒のお燗をするためだとか(出典:mitsubishielectric)
瀬尾幸子さんは自宅を建てる際、「友達を呼べる居酒屋にする」と決めていました。
実際、瀬尾さん自身も日本酒が大好きで、編集者の方、作家の角田光代さん、時には元力士までもが瀬尾さんの「居酒屋」を訪れるそうです。
このエピソードだけでも、瀬尾幸子さんの温かいお人柄が伺われるね
瀬尾幸子の魅力とは?
幼い頃からの料理好きが原点
料理研究家・瀬尾幸子さんの人生は、幼い頃からの「料理が好き!」という気持ちに支えられています。
瀬尾幸子さんが18歳から愛用し続けている文化鍋(出典:kaigo-postseven)
大学を卒業後は、当時まだ珍しかったフードコーディネーターとして、撮影現場でアシスタントをしながら経験を積み、料理研究家として独立。
今では、家庭料理を中心にシンプルで美味しいレシピを多くの人に提案しています。
華やかさから「自然体でおいしい」へ
デビュー当初は、華やかで写真映えするレシピが得意だった瀬尾さん。しかし、年齢を重ねるうちに「きれいに見せる」ことと「本当においしい」ことの違いに気づきます。
そこから、彼女の目指す方向は大きくシフト。「派手さよりも自然体で、食べたときにホッとするおいしさ」を追求し始めました。
愛用の文化鍋で炊いたご飯で作った「塩おにぎり」。そうそう、こういうのがいいんですよね!(出典:kaigo-postseven)
それからは、見た目よりも「自然体でおいしい」ことにこだわり、家庭でも作りやすく、食べ飽きない料理を追求。目指すのは、無理なく続けられる、シンプルで心温まるレシピです。
「がんばらない食べ方」のきっかけ
50代に入ったころ、瀬尾さんは日々の食事作りに疲れを感じるようになりました。
料理のモチベーションが続かない、毎日の負担が大きすぎる。そんな現実に直面し、
「頑張りすぎると長続きしない」
と気づいたのです。
そこから、地味でも飽きずに続けられる料理こそが理想だと考えるように。シンプルで無理のない料理こそが、家庭で求められる本当の意味での「おいしいごはん」だと確信しました。
飾らないけど心に響く料理
瀬尾さんの料理の魅力は、なんといっても「飾らないけど心に響く」こと。
無駄な手間を省き、素材の本来の味を大切にする。その結果、家庭で手軽に作れて、どんなときでも食べたくなるレシピが生まれます。
「毎日のごはん作りは、特別じゃなくていい。むしろ地味でいいんです。
そして、それがおいしいなら、それで十分幸せ」
と語る瀬尾さん。その言葉には、多くの人が共感するはずです。
瀬尾幸子さんのご自宅の冷蔵庫には、下処理した各種野菜が保存。急な来客でもささっと料理が作れるそうです(出典:kaigo-postseven)
心が折れそうなとき、瀬尾さんの顔見ただけで肩の力が抜けて、なんだか楽になれる気がするよ
そうね、つらい時、瀬尾さん手料理と優しい笑顔があったら、また明日も頑張ろうって思えるわ
瀬尾幸子の受賞歴
瀬尾幸子さんは、誰でも作れる実用的で美味しいレシピを提案し、多くの家庭で親しまれています。
その功績が認められ、なんと「料理レシピ本大賞 in Japan」で大賞を2度も受賞されています。
2015年:「ラクうまごはんのコツ」で大賞
瀬尾幸子さんは2015年に受賞したのは、『ラクうまごはんのコツ』という本で1回目の大賞を受賞しました。
この本では、「おいしい料理は手間をかけないと作れない」という先入観を覆し、「ラク=手抜き」ではないという新しい考え方を提案しています。
2015年に大賞を受賞した『ラクうまごはんのコツ』。シンプルな材料と調味料を使い、どの家庭でも手に入る食材で作れるレシピが特徴です(出典:shin-sei)
特に、冷蔵庫にある野菜と少しの肉があれば立派な一品ができるというシンプルさが評価されました。忙しい日々でも地味ながら飽きが来ず、家族みんなに喜ばれるレシピが詰まっています。
「簡単に、でも美味しく」がテーマというのが、気負わなくていいよね
アンバサダーの天野ひろゆきさんと(出典:gakken)
2018年:「みそ汁はおかずです」で大賞
2度目に大賞を受賞したのは、2018年の『みそ汁はおかずです』という本です。
この本は、みそ汁をただのスープじゃなく、立派なおかずとして確立させたことで高く評価されました。特に、みそ汁に使う具材や作り方を、料理初心者でもわかりやすく「見える化」した点がポイントです。
『みそ汁はおかずです』で料理部門で大賞を受賞。(出典:gakken)
シンプルなのに、栄養バランスがしっかり取れて、家庭料理の代表格として見直されたみそ汁が、おかずとして楽しめるようになりました。
「見える化」はすごく助かる!
(出典:gakken)
「見える化」で、どれくらいの量を使うのか、どう切ればいいのかが一目でわかるわ!これで、料理が苦手な人でも安心して挑戦できるわね
みそ汁は、冷蔵庫にある野菜や少し残った肉で簡単に立派なおかずになります。
ワザやコツも不要で、料理が苦手な方でも失敗なく作れます。
自分で食べるものを自分で作れるようになれば、一生困りません。
この本が、その第一歩になってくれれば嬉しいです。
瀬尾幸子は縄文時代が大好き!
料理研究家の瀬尾幸子さんは、ただ料理を作るだけの人物ではありません。実は彼女には、もう一つの顔があります。それが、「縄文時代を愛し抜く探究者」という顔です。
なんと、瀬尾幸子さんはご自宅のインテリアに、縄文式土器や埴輪を飾っているのです。
瀬尾さんは、ねこの形をした埴輪「ネコ神様」まで手作りしちゃうという、大の縄文時代好きなんだ
瀬尾幸子さんのご自宅。右奥にあるネコの置物が瀬尾さん手作りの「ネコ神様」!(出典:NHKきょうの料理X)
この「ネコ神様」は瀬尾家の守り神として大切にしているんだって
瀬尾イズムが輝く場所「かなぎ元気村」
瀬尾さんが縄文の魅力を表現し、さらに進化させた料理を味わえる場所が青森県の「かなぎ元気村」です。
彼女はこの場所で、自らの料理哲学を実践。ここで作られる料理には、瀬尾さんの考え方が詰まっていて、彼女はそれを「瀬尾イズム」と呼んでいます。
かなぎ元気村で料理を作る瀬尾幸子さん(左)(出典:かなぎ元気村HP)
青森県五所川原市金木町にある「かなぎ元気村」は、文豪太宰治のゆかりの地として知られる古民家「旧傍島家」を再生した、滞在型の体験交流施設です。
瀬尾幸子さん監修・縄文料理(出典:かなぎ元気村HP)
特に注目されているのが、縄文時代の食文化を現代によみがえらせる取り組み。
瀬尾さんは縄文時代の食材や調理法を研究し、現代の食卓にも合うようにアレンジ。シンプルで素材本来の味わいが生きる料理の数々は、どこか懐かしく、それでいて新しい魅力を放っています。
縄文料理でタイムスリップ体験
かなぎ元気村では、瀬尾さんの縄文研究をもとにした「縄文料理の夕べ」が開催されています。このイベントでは、縄文時代の調理法を再現した料理を味わうことができます。
縄文時代の調味料は限られているため味つけは全てシンプルといいます(出典:かなぎ元気
たとえば、魚介類を使った潮汁、燻製の鮭やホタテ、山で採れたキノコをたっぷり使った鍋料理、さらには山の果実を使ったソースなどが登場。
これらの料理は、縄文時代の食材や調理法を現代風にアレンジしたもので、味わいはもちろん、見た目にもワクワク感があります。参加者からは「まるで縄文時代にタイムスリップしたみたい!」という声が続出しています。
料理を通して「縄文愛」を表現する瀬尾幸子さんって素敵だね
縄文時代の自然と共に生きるシンプルな暮らしって、魅力的だわ
居酒屋風の自宅キッチン
瀬尾幸子さんの自宅の台所は、なんと居酒屋風!
木のカウンターがぐるりとキッチンを囲み、厨房には業務用のコンロや換気扇が完備されています。
瀬尾幸子さんのご自宅の台所は居酒屋風!(出典:NHKきょうの料理X)
瀬尾さんいわく、
「将来的には居酒屋をやりたくて、こんな風になったの」
賢い収納術の宝庫!
瀬尾さんのキッチンは、ただの調理スペースではなく、賢い収納術が光る場所です。
例えば、壁や頭上に調理器具や食材が入ったカゴをぶら下げ、手の届く範囲に必要なものをすぐに取り出せるように収納しています。
調理中に必要なものをパッと取れて、サッと使える工夫がいっぱい!(出典:pacoma)
よく使う器具は、扉のないオープン棚に収納して、視覚的にも使いやすさを意識。また、調味料は中身が見える市販品の空き瓶に詰め替えて、中身を一目で確認できるようにしています。
瀬尾さんのキッチンは、料理がしやすいだけでなく、居酒屋風で居心地も抜群だよね!
まさに「料理を楽しむための場所」って感じね!
まとめ
料理研究家の瀬尾幸子さんは、NHKの『あさイチ』や『今日の料理』などにも出演している、東京都文京区出身の65歳。
一人暮らしをしている彼女の料理は、手早く作れて食べ飽きない家庭料理が魅力です。
瀬尾さんは、料理レシピ本大賞の料理部門で大賞を2回受賞している、まさに実力派。彼女のモットーは「がんばらないこと」。
瀬尾幸子さんは、毎週金曜にYouTubeで『ラクうま瀬尾食堂』を配信中!
料理は日々の暮らしを楽しむための一部だから、頑張りすぎずに気軽に楽しんでほしいというメッセージが込められています。
忙しい毎日を送る私たちにとって、無理せず、自然体で料理を楽しむことの大切さを教えてくれる瀬尾さん。瀬尾幸子さんのレシピは、そんな考え方が反映されていて、食卓に心地よい温かさを運んでくれるんですね。
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